Friendship vol.5 「ゴダイゴ 浅野孝已」

今回の INDIAN FRIENDSHIP Vol.5 はギタリストの重鎮「ゴダイゴ」の浅野孝已さんとのつながりをご紹介します。浅野さんと最初にお会いした時は、その容姿や存在感が "ネイティブ・アメリカン" という印象でした。それから約10年間ずっとスタイリングのお手伝いをさせていただいています。ステージだけでなく、普段からいつもINDIANを身につけて下さり、気に入っていただいているのは、とても嬉しいですね。撮影当日は、サンタフェから戻ったばかりだったようで、アメリカでのお話しや、インディアンジュエリーの話題で盛り上がりました。

ギターをはじめるきっかけと、その時期を教えて下さい。

11歳の頃、正月のお年玉で古道具屋のクラシック・ギターを買って遊びでギターを弾き始めました。ビートルズにベンチャーズとエレキブームが始まった時期です。中学生になって本格的にギター教室に通い、1年コースを半年で基礎をマスターしました。当時は学校から帰って午後3時から9時まで毎日弾いていました。主にビートルズの歌に合わせて鏡を見ながらなりきって楽しんでいました。

浅野さんといえば「ゴダイゴ」のギタリストですが、ゴダイゴ結成以前の音楽活動について、また、その頃の印象に残っている出来事やエピソードなどをお聞かせ下さい。

高校に入りセミプロで演奏するようになり、お金を頂くようになります。でも微々たるものでバンドが1日演奏して500円をメンバ−5人で分けると電車代にもならないけど、毎日が刺激的で楽しかった。幾つものバンドを転々と渡り歩きやっと落ち着いたバンドが「 The M 」でした。僕の青春はこの時代に開花し始める。17歳から20歳頃まで楽しい時間を過ごす事になりますが、この時期に学んだギタースタイルが今のギターテクニックの基盤になっています。日本のブルースギターの始まりでした。その後アイドルグループ「チャコとヘルスエンジェル」を経て「ゴダイゴ」を結成しました。

影響を受けたアーティスト、ミュージシャンを教えてください。

たくさんいますが、特に70年代のエリック・クラプトン(クリーム)はフレーズを忠実にコピーしました。その後カルロス・サンタナやBBキングにイギリスの「フリー」というグループのポール・コソフ、「ピンクフロイド」のデビット・ギルモア等に影響を受けています。日本人では、寺内タケシさん, 三原綱木さん「シャープファイブ」の三根信宏さん,「スパイダーズ」の井上堯之さん等、多数のミュージシャンに影響を受けています。

「ゴダイゴ」としてヒット曲を連発し、「ゴダイゴ」をテレビで見ない日はなかったと言ってもいい、1970年代後半から80年代前半という時期は、浅野さんにとってどんな時代でしたか? 当時の印象やエピソードなどもお聞かせ下さい。

1978年に始まったドラマ「西遊記」の音楽をミッキー吉野が担当し、ゴダイゴで演奏する事になり、番組の最初から最後まで1時間ずっとゴダイゴ・サウンドが流れていました。エンディング曲「ガンダーラ」で世の中の人達が口ずさんでくださる様になり国民的なアイドル・グループになりました。寝る暇も無いくらいにTVやラジオにコンサートと色々な所で演奏しました。国内ツアーの途中でも東京に戻りレコーディングをしてヒット曲を生産していました。シルクロードを逆に回る音楽中心の映画を撮影する為に、ネパールや中国・天津でのコンサートでは、貴重な体験と想い出を作る事ができました。その他にもTV番組でアフリカ・タンザニアに皆既日食を見に行き、インドにイラン,トルコ,ギリシャ,イギリス, ニューヨークと世界中を巡り貴重な体験をしました。

ソロでも幅広い活動をされていますが、アーティストとして、ギタリストとしてのこだわりや、大切にしていることは何ですか?

こだわりなどは特には無いですが、若い頃から色々なジャンルの音楽を演奏してきたので、
数多くの演奏スタイルを表現していきたい為に多くのジャンルのミュージシャンとユニットを組んで演奏していきたいです。最近ではエレキ・ギターよりアコースティック・ギターでの演奏が多いので、新しい音楽表現を駆使しています。

ギタリスト浅野孝已としてのソロアルバム「アコースティック・カヴァーズ - ソングス・オヴ・ゴダイゴ」も今回でVol.6となりましたが、このアルバムについてお聞かせ下さい。

今回はCMソングを中心にアレンジしてみました。全曲インストになっているのでBGMとしても楽しめます。Vol.1から毎回ゴダイゴのコンサート直後に発売し、そのコンサートで演奏した曲を中心に制作してきました。ゴダイゴのCDになっている曲は250曲以上なので。まだまだこのシリーズは続くと思いますが、今Vol.7の制作に入っていて4月以降には発表できると思います。アルバム「DEAD END」「西遊記」を中心にアレンジしています。

最後に、今後の活動、そして夢についてお聞かせ下さい。

4月10日,11日に東京ブルーノートでゴダイゴのコンサートがあります。夢は今年から来年にかけてゴダイゴで新曲を発表できれば嬉しいです。それがヒットしてもう一度黄金期が来ると尚嬉しいです。夢に向けてまだまだ頑張ります。

数えきれない程の舞台を経験して尚、いつまでも変わらず夢を追いかけ続けるその姿勢、とても素敵ですね。その穏やかな人柄から音楽を心の底から愛しているのがびしばし伝わってきました。これからも浅野孝已とINDIANの関係は続いていく。
浅野孝已
「ゴダイゴ」ギタリスト。1951年6月1日 東京都豊島区出身。中学よりエレキ・ギターを始め、14才の時に「ジュニア・テンプターズ」、その後「ジュニア・モップス」を結成、新宿のディスコ等に出演、そのプレイは注目を集める。68年に伝説のロック・バンド「エム( The M )」を結成、ニュー・ロック・シーンで活躍する。75年にミッキー吉野グループに参加、ゴダイゴのオリジナル・メンバーとなる。日本で最初にギター・シンセサイザーをレコーディングに使用する等、そのフレキシブルな演奏はゴダイゴ・サウンドに欠かせない存在である。2000年代に入り自己のプロジェクト「T.A.G.C」を始動、以降は自身のアルバム制作、新進アーティストのプロデュースや舞台音楽制作、色々なジャンル、多くのミュージシャン達とのコラボライヴ演奏等幅広く活動している。ゴダイゴ GODIEGO OFFICIAL WEBSITE
アコースティック・カヴァーズ -ソングス・オヴ・ゴダイゴ-
アコースティックギターでゴダイゴ楽曲を最新セルフカヴァーする人気シリーズ
ゴダイゴのギタリストとして、またプロデューサー、コンポーザー、アレンジャーとしても活躍するアーティスト浅野孝已と、楽器メーカーKORGが手掛ける最高峰のギターブランドPRSがコラボレーション!原曲のポップなイメージを尊重しながらも、ギターをサウンドの中心に据えて大胆にアレンジ! マニアックに聴きこむもよし、ギター実演の「教典」として研究するもよし、インスト名演アルバムとして快適空間を演出して楽しむもよし…様々なタイプのリスナーに幅広く対応できる1枚となっています。ブックレットには浅野孝已本人による最新解説を全曲分掲載。ゴダイゴ関連音源専門レーベル"G-matics"よりリリースの人気定番シリーズです。全曲演奏/プログラミング/編曲:浅野孝已。
2015年04月22日には第7弾となる「アコースティック・カヴァーズ -ソングス・オヴ・ゴダイゴ- VOL.7」が発売。

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